2013年10月22日

最終報告書の最終版が公開されました

皆さま

新聞労連・産業政策研究会の最終報告書が、新聞労連サイトにアップされました。

http://www.shinbunroren.or.jp/news/news.htm

当初の予定より、やや遅れたことをお詫び申し上げます。

これで、産政研の2期7年の活動は終わりました。

ご協力・ご助言いただいた、すべての皆さまに、心より御礼申し上げます。

労連としての産研活動は、新たなステージに入ります。このブログでは可能な範囲で逐次、情報をお伝えしつつ、活動の幕を閉じて参ります。

なお、最終報告書はプリントアウトとCD−Rを加盟単組にお送りする予定です。お手元に届くまで、しばらく時間をいただくかもしれません。あしからずご容赦下さい。

全国の皆さま、本当にありがとうございました。

これからも、ともにがんばりましょう…!

元・産政研座長 櫛引素夫
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2013年09月10日

8月のひろいよみ

▼佐賀新聞が電子版を創刊 紙と併読で3100円(東京情報 8月5日付) 
 佐賀新聞社は8月1日、PCやタブレット端末、スマートフォンで新聞紙面をそのまま見せることができる有料の電子版サービスを開始。新聞と電子版のダブルコースが3100円、電子版単独コース3200円(いずれも月ぎめ、税込み)。毎朝5時に更新し、過去30日分を読む事ができる。

▼日経広研 13年度広告費予測見直し 新聞は0.2%減に(文化通信 8月5日付) 
 日経広告研究所は7月24日、2013年度の国内企業の広告費予測を見直した。通期の広告費合計は、前年度比3.4%増と、前回1月の発表と変わらず、12年度実績の3.2%増とほぼ同じ伸びとなった。このうち、マス4媒体合計は、1月予測より0.7ポイント増加幅を下方修正し、1.5%増とした。媒体別で上方修正したのは、ラジオ、交通、インターネットで、新聞が唯一のマイナス予測となっている。

▼新聞広告の活性化 村井知哉電通新聞局長に聞く(ジャーナリスト新聞 8月12日付)
 ジャーナリスト新聞は、4月に新聞局長に就任した村井新聞局長に新聞広告の活性化についてインタビュー。村井局長は「クライアントの求めているトータルコミュニケーションデザインというフレームで、新聞を認知媒体としてだけではなく、販促媒体として使ってもいいのではないかと考える」「新聞社と一緒になって、次世代の新聞の魅力をつくりだしていきたい」と述べた。

▼Jモニター 新聞読者の選挙行動 景気・消費意識(ジャーナリスト新聞 8月26日付) 
 新聞広告共通調査プラットフォーム「J-MONITOR」に参加する13新聞(朝日、産経、日経、毎日、読売、北海道、東京、中日、神戸、西日本、サンスポ、報知、日刊スポ)は読者モニターを対象に参議院選挙時の投票行動と景気情勢・消費行動に関する共同調査を7月に実施。7月21日の参院選の投票状況は85.6%と実際の投票率52.61%を大きく上回った。現在の景気については、アベノミクス効果による株価上昇など一定の効果はみられるが、景気が「よい」(36.3%)が「よくない」(63.7%)を上回った。また、消費税が引き上げになった場合の家計の見直しについては7割が考えているほか、「家計を2014年4月の消費税引き上げ前に見直す」が47.0%と約半数に及んだ。
※回収数(率): 4,550 人【70.3%】 このうち、今回の衆院選で選挙権を有していた4,386 人が回答/実査日: 7 月22 日〜27 日

▼国民生活センター 新聞の契約トラブルを問題視 新聞協会に改善を要求(東京情報 8月26日付) 
 国民生活センターは22日、新聞の契約をめぐるトラブルが後を絶たないとして、新聞協会と新聞公正取引協議会(中央協)に対して改善を求めた。同センターによると、この10年で毎年1万件前後の苦情が寄せられ、中でも高齢者の長期契約に関するトラブルが増加傾向にあることから、一定のルール作りを求めている。
※続報(文化通信 9月2日付)同センターへの求めを受け、新聞協会側は「トラブル防止に向けてさらなる努力をしていく」とし、中央協も9月度会合から具体的な検討を始める見通し。

▼ジャパンタイムズとNYタイムズ 提携英字紙を発行(東京情報 8月26日付) 
 ジャパンタイムズは、10月16日からニューヨークタイムズと提携した日刊紙「ジャパンタイムズ/インターナショナル・ニューヨークタイムズ」を発行すると発表。購読料は月額5000円(10月分までは現行の4480円)。1部売りは200円。発行日は月曜〜土曜日。これまで無料だった電子版の一部を有料化、3000円で無制限に読めるコースを設けた。紙の購読者は無料でアクセスできる。
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2013年09月01日

全国集会御礼

ご報告が遅れて大変、申し訳ありません。

8月24、25日の全国集会は盛況のうちに幕を閉じました。参加者は約40人と、全国集会としてはやや寂しい数字でしたが、その分、濃密な議論を交わすことができました。

詳細は「新聞労連」機関誌などで紹介予定です。また、集会の様子を追加した「最終報告書・完全版」を9月中に公開予定です。

参加して下さった皆さま、さまざまなレスポンスを下さった皆さま、ありがとうございました。
心より御礼申し上げます。

産業政策研究会座長 櫛引 素夫
posted by MOT at 15:33| Comment(0) | TrackBack(0) | メンバー日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月31日

全国集会開催のお知らせ

皆さま

当ブログの更新もすっかり間が空いてしまい、申し訳ありません。

第2期産業政策研究会の研究員一同、8月の「最終報告書」完成に向けて作業にいそしんでおります。

8月24日(土)、25日(日)には、新聞労連加盟単組を対象に、1期・2期7年間の活動の集大成となる「全国集会」を下記の要領で開催します。

ぜひ、ご参加ください。

なお、参加申し込みは各単組から労連へお願いします(既に招請状が届いているはずです)。

問い合わせは新聞労連(電話03−5842−2201)、あるいはTwitterアカウント@sanseikenへのリプライ、Facebookページ「新聞労連・産業政策研究会」へのメッセージでお願いします。

■日 時 8月24日(土)13:30〜8月25日(日)12:30
■場 所 東京都文京区・アカデミー茗台
(東京都文京区春日2-9-5 TEL03(3817)8306)
http://www.city.bunkyo.lg.jp/gmap/detail.php?id=1995
■参加費 1,000円 (交流会参加の場合プラス4,000円)
■主なスケジュール(予定:変更の場合あり)

【1日目:8月25日(土)】
13:00〜 受付
13:30〜 開会
14:00〜 分科会@
15:30〜 休憩
15:45〜 分科会A
17:15〜 諸連絡
18:00〜 交流会

【2日目:8月25日(日)】
 9:15〜 分科会B
10:45〜 休憩
11:00〜 全体会
12:30  閉会

■分科会のテーマと担当研究員=五十音順=
▽消費税と新聞:上野傑(神戸DS労組)、高力秀雄(宮崎日日新聞労組)、野沢哲也(朝日新聞労組)
▽読者ニーズ・地域貢献:大日方英樹(新潟日報労組)、増田正一(全下野新聞労組)
▽メディアのあす:櫛引素夫(元東奥日報労組)、登地敬(中国新聞労組)、明神功(高知新聞労組)

■申し込みについて
  締め切りは8月16日(金)13:00

【追記】

7月31日21時すぎにアップしたタイムテーブルに誤りがありました。
22時48分に訂正いたしました。申し訳ありません。
(櫛引)
posted by MOT at 21:18| Comment(0) | TrackBack(0) | メンバー日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月17日

「宅配業界」の舞台裏

ブログ更新の間が空いてしまい、申し訳ありません。

先日、宅配業界で働いている知人と話す機会がありました。比較的最近、その業界に入
ったというのですが、彼の言葉にいちいちうなずかされました。また、「配達する」と
いう営みをめぐり、新聞と物流の共通点、相違点について考えさせられました。

彼も個別の事情を話してくれた訳ではないのですが、例えば、「伝票一つとっても、住
所で機械的に分けるのではなく<配達の最適化>という観点から分けている」「配送員
は担当地域内で、どの時間帯に行けばどの家の在宅率が高いか、個別にほぼ暗記してい
る」といった具合です。まるでグーグルのストリート・ビューを見ているように、情景
まで記憶しているとか。

このあたりは、新聞配達の方も、配達や集金の効率化で共通しているでしょう。

ただ、大きな違いは「とっさの交渉力/判断力」のようです。宅配の場合は、相手に直
接渡すか、不在連絡票を入れて店舗まで取りに来てもらうのが基本。「時間指定の荷物
を届けようとして不在だったので、連絡票を入れ、次の地域に到着した途端に、携帯電
話が鳴って『今、戻ったからすぐに届けてくれ』と言われたらどうするか」−。

その都度、相手の都合や自分の配達スケジュールに合わせて調整し、双方にベストな選
択に落ち着けるスキルが欠かせません。また、新聞はおおむね「月単位」で部数が整い
、日によって極端に配達先が異なることはありませんが、宅配の場合は繁忙期とそれ以
外とで大きく荷物の数が異なる。しかも、母の日のプレゼント用の「花」など、重ねて
積み込めない荷物が集中する場合は、同じトラック・同じ個数でも、対応を全く変えな
いといけないそうです。
(そういえば、amazonがなぜ、無駄に大きく見える箱を多用するか…ということに、興
味深い事情もあります。http://blogs.itmedia.co.jp/yohei/2010/04/amazon-05d9.htm
l)

もちろん、新聞配達も、特に徒歩や自転車での配達の場合、雨の日(雪国では冬、特に
猛吹雪の日)などは苦労が何倍にも膨れあがります。

ともあれ、新聞産業を最終的に支えている「宅配」というシステムを真剣に考えるほど
、配達部門の方々の待遇改善や真の意味での効率化が、大きな課題だと実感しました。
同時に、古くから言われてきた「宅配システムを他の業務や事業に活用する」というア
イデアが、なぜなかなか前進しないのか、考えてみる必要があるとも感じました。
(MOT)


posted by MOT at 20:24| Comment(0) | TrackBack(0) | メンバー日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする