2012年06月03日

ひろいよみ(5月15日〜31日)

▽「朝日デジタル」で提携 山陰と十勝(5月17日付 新聞通信)
 朝日新聞社と山陰中央新報社、十勝毎日新聞社の3社は5月10日、朝日の有料電子版「朝日新聞デジタル」を、山陰と十勝の月ぎめ購読者も「紙の購読料+1000円(月額)」で利用できるサービスを始めると発表した。山陰は島根・鳥取両県の購読者、十勝は北海道在住の購読者が対象で、申し込み受付開始は6月1日。昨年5月にスタートした朝日新聞デジタルの購読は、電子版のみは月額3800円(シングルコース)、朝日の月ぎめ購読者は「紙の購読料+1000円(ダブルコース)」で利用できる。昨年9月にはダブルコースの対象を、沖縄タイムスの月ぎめ購読者に拡大していた。

▽毎日 名古屋で中日に印刷委託 スポニチ含め約25万部(5月19日付 新聞情報)
 毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社、中日新聞社は愛知、岐阜、三重3県で発行している毎日新聞朝刊約16万部、同夕刊約4万3000部(静岡県の一部も含む)、スポーツニッポン約4万5000部の印刷を中日新聞に委託することで基本合意した。5月17日、3社が発表した。印刷開始は今年の11月を予定している。3社は新聞の輸送協力についても、連携を一層強化していくことで合意した。

▽相互援助協定を締結 中日と朝日(5月21日付 東京情報)
 中日新聞社と朝日新聞社は5月11日、災害など緊急事態が発生して新聞発行が困難になった時に援助し合う「緊急時の新聞発行の相互援助に関する協定」協定を締結した。首都圏および東海・近畿圏での相互援助を想定しているが、具体的なエリアや部数については、今後協議していく。両社はこれまで、2010年秋から神奈川地区の東京新聞を朝日新聞関連工場に委託印刷し、11年春からは北陸地区の朝日を中日新聞北陸本社幸工場に委託印刷する相互委託印刷を実施している。

▽朝日 韓国語サイト開設 有料ニュース配信も(5月28日付 文化通信)
 朝日新聞社は5月14日、朝日新聞のコンテンツを韓国語で発信するサイト「アサヒ・アジア・アンテナ」を開設した。また、韓国出版大手の子会社が5月からスタートした「カードブックドットコム」を通じて、ニュースの有料配信も始めた。アサヒ・アジア・アンテナは閲覧無料。朝日本紙に加えAERAなどの関連媒体から日韓に関わるニュースや、アジアの動きがわかる情報を社内で韓国語に通訳している。カードブックドットコムは、スマートフォンに特化した電子書籍を販売する韓国初のサイト。韓国ではスマートフォンが2000万台超と市場が急拡大しており、朝日は同サイトで、月曜から金曜まで毎日、ニュースを配信する。購読料は1か月1万ウォン(約700円)。
 
▽毎日 スポニチ 新デジタルニュース媒体「TAP−i」 紙を読まない世代にアピール(5月31日付 新聞通信)
 毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社は5月25日、新しいデジタルニュース媒体「TAP−i(タップ・アイ)」を創刊した。価格は月額900円で、毎日新聞の購読者は月額500円。8月末までは「お試し期間」として無料で利用できる。TAP−iは両紙の記事、紙面に掲載していない写真や動画ニュースなどを配信するほか、CGキャスター「アイ」が毎日、ニュース原稿を読みあげる。記者会見で、毎日の増田耕一常務執行役員コンテンツ事業本部長は「これまで新聞を読んでいない人に触れてもらうため、千円を切る価格に設定した」と話した。今年度末で3万部を目指すという。
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「自分を否定しない」−新藤兼人監督を悼む

 映画監督の新藤兼人さんが29日、亡くなった。享年100歳。昨年、99歳にして「一枚のハガキ」という作品のメガホンを自ら取り生涯現役を貫いた映画人生だった。広島県出身で「原爆の子」をはじめ、反戦や平和をテーマにした数々の名作を送り出した名監督で、尊敬する映画人の一人だった。

 今朝(31日)付の朝刊各紙に新藤さんの「評伝」や「追悼」が掲載されたが、共同通信の立花珠樹編集委員の評伝を読んで胸が熱くなった。

 立花さんは2011年、「新藤兼人 私の十本」とのタイトルで連載企画を配信。新潟日報をはじめ多くの地方紙が掲載し、同名著書が同年夏に出版されている。立花さん執筆の評伝は、この著書のエキスが詰まっているような渾身の原稿だった。

 新藤さんは、幼少期の生家の倒産や駆け出し時代のシナリオライター失格宣告、独立プロの破産など何度も挫折を経験している。その都度不屈の闘志で乗り越えてきた大監督を支えたのは、映画への愛と、先だっていった家族や戦友らのために、生き残った者が頑張らなくてはという気概だったと、立花さんは紹介している。

 著書の中には忘れられない新藤さんの言葉がいくつかある。若い人たちに贈りたい、と語った

「シナリオを書いて、ダメだと言われたときに、自分で自分を負けに追い込むようなことを思わないでくれ」(共同通信社刊「新藤兼人 私の十本」)

という言葉がその一つ。もう一つは

 「とにかく自分を否定してはいけないという気迫なんですね」(同)

というフレーズだ。
 立花さんはこの2つの言葉を紹介しながら、新藤さんのたくましく生き抜いてきた力を「自己肯定力」と分析している。
 心身共にぎりぎりになったときなど、何度も表現者としての新藤さん生き様と「自己肯定力」という言葉に救われた。力いっぱい映画を愛し生き抜いた新藤さんのご冥福をお祈りします。合掌。
(大日方)

posted by MOT at 15:44| Comment(0) | TrackBack(0) | メンバー日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする