2012年12月31日

よいお年をお迎えください

新聞産業に関心のある、すべての皆さまへ

今年も当ブログをご愛読くださり、ありがとうございました。

十分な活動と情報発信ができたとは言えない状況でしたが、何とか、中間報告書「明日を拓かにゃイカンぜよ!」を発行できました。ご協力くださった皆さまに、心より御礼申し上げます。
http://www.shinbunroren.or.jp/news/news.htm

新聞産業はもちろん、日本全体の行方が、ますます不透明感を増したまま、激動の2012年が暮れました。

2013年は、これまでの2期6年にわたる産業政策研究会の活動を集大成し、新たな展望を見いだす年となります。年明け早々、研究員が高知で講演を行います。また、1月下旬には例会も開催します。引き続き、御指導ご鞭撻とお力添えを頂戴できれば幸いです。

新聞に関わる方は、年末や三が日も業務に従事する方が少なくないでしょう。元日の紙面をつくり、配達する準備を進めておられる方も多いでしょう。

皆さまのご無事とご健勝を心からお祈り申し上げます。どうぞ、よい年をお迎えください。

(「ひろいよみ」をアップしてくださったお二方も、本当にありがとうございました)

新聞労連・産業政策研究会座長 櫛引 素夫


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2012年12月28日

ひろいよみ(12月1日〜15日)

▼博報堂DYMP 全国メディア接触分析(新聞通信 12月3日付) 
 博報堂DYのメディア環境研究所は、主要6メディアの『全国47都道府県メディア接触分析』結果を発表。ソーシャルメディアやスマホの普及によるメディア接触の変化に、地域によって特徴があることが分かった。メディア接触のパターンは、@カントリーマス(TV・新聞愛読層)、Aラジエリアン(ラジオの利用時間長め、沖縄特有)、Bテレビラバーズ(メディア接触の中心がTV)、Cアベレージニッポン(PCと携帯のネット接触が長め)、Dネットシチズン(デジタル先進層、東京特有)に分けられる。
※J-READのデータを県別にクラスター分析/調査対象は15〜69歳の男女計2万8859人。

▼東京新聞 福島市に特別支局開設(文化通信 12月3日付) 
 東京新聞は12月1日、福島市に福島特別支局を開設。福島民報の協力で同社ビルの一室を借り、東日本大震災と福島第一原発事故の継続取材拠点とする。

▼震災アーカイブでフォーラム NHKや河北など権利処理などの課題を議論(文化通信 12月3日付) 
 東京大学大学院情報学環主催の公開フォーラム「震災の記録をどう活用するか」が11月24日開かれ、東日本大震災の資料アーカイブ化をめぐる問題についてテレビ・新聞などの取り組みが報告された。報告では、アーカイブ化の現状やその必要性が指摘される一方、ネットで公開する場合の権利処理などの課題が議論された。

▼毎日新聞 ボートマッチ提供(新聞研究往来 12月10日付) 
 毎日新聞社は11月29日、衆院選に合わせてボートマッチサービス(えらぼーと)を提供すると発表。同サービスは07年の参院選以来、4回目で、これまで延べ100万人が利用している。今年から毎日jpに加え、スマートフォンにも対応している。
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2012年12月24日

新聞を生かす「声」

今年もクリスマスに寒波がやってきた。
寒波のニュースを聞くと、新聞の到着時間のことや、配達終了の時間のことが気になる。
配達が遅れると、読者にも迷惑がかかるし、交通状況も変わり、事故の確率も高くなる。

販売店のスタッフは雨が降ろうと、雪が降ろうと、身内の方が亡くなった日でさえ、新聞を配る。そこには、「現場」として報道の使命を果たすという高い意識がある。
ある販売店では、家族全員で配達をしていたが、家族の一人が亡くなった。
葬儀等の準備をした後、家族で折り込みの作業をし、亡くなった方の分の新聞を手分けして配り終えたという話を聞いた。「そんな日ぐらい休ませて欲しい」という気持ちだったと思う。しかし、そのような中でも、配達をするということが、販売店の宿命だ。

販売店のスタッフにとって、一番うれしいことは読者から声をかけられることだと聞いた。
配達スタッフは「いつも配達ありがとう」、この言葉で、すべての疲れがなくなるそうだ。
集金スタッフは「あんたと話がしたいから、集金にきてもらうねん」、これで、30分でも1時間でも立ち話ができる。
営業スタッフは「あんたからしかとらへんからな。ずっととったる」、これで、次の営業に取り掛かれる。
読者からの声は力になる、これは記者だけでなく、販売店のスタッフを含めて、新聞に関わるすべての人に共通していると思う。

大きな変化を迫られるとき、それは新聞社だけなく、販売店も変化する必要がある。その中で本質的なことを見失ってはいけない。新聞社も一企業である以上、利益を求めることは間違いではない。しかし、消費者から信頼を失った企業の業績が悪くなるように、読者からの信頼を失った新聞社は生き残れない。
読者からの信頼を図る指標は「声」だと思う。それは、感謝かもしれないし、批判かもしれない。しかし、それに対して真摯に対応することが、今後の新聞社・販売店の発展につながる。

常に読者から声を掛けられる新聞社・販売店を目指して、これから起こる業界の変化を乗り越えていきたいと考えています。
(上野)

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2012年12月14日

未来からの視点

 東日本大震災の発生から1年9カ月がすぎました。2012年が暮れようとする中、衆院選が大詰めを迎えています。

 これほど多くの争点が立ち上がり、これほどの政党が生まれ、政策を主張しているにもかかわらず、「明日」への突破口が見えてこない。不安と焦燥が、有権者はもちろん、各政党や候補者にも色濃く漂っているように見えます。

 原子力政策の行方。TPP交渉への対応。そして改憲…。一つの政策で政党を選択すると、意図せぬところで、支持し得ない、許してはならない選択がセットになってしまう。そんな入り組んだ構図が浮かび上がっています。大きな声では語られませんが、「中央と地方」「一握りの勝ち組と置き去りにされる人々」という要素も背景に横たわっています。無数の対立軸が日本に生まれてしまい、国民の大半が納得して受け入れられる政治の方向性が、とても見えづらくなっていると感じます。

 「歴史の変曲点」「日本の終末の序曲」といった指摘もあります。

 私は今、データベース部に在籍しています。過去の新聞紙面に目を通す機会もあります。例えば、太平洋戦争中の新聞紙面をご覧になったことがあるでしょうか? 紙と言論統制の結果、末期には新聞の題字まで複数が並ぶような、とても窮屈な紙面です。しかし、内容を見ると、戦況の報道や銃後の備えなどに交じって、いわばどうということのない、市井のものごとが報じられています。最近では、東日本大震災発生直後の新聞を見ても、被災地の惨状を伝える紙面を何ページかめくれば、そこには一見、「震災以前」と変わらない「日常」のニュースが姿を見せています。

 日本の近未来について、楽観できる材料はほとんどありません。もちろん、新聞も同様です。皆が不安に苛まれています。でも、不安を前向きの危機感に変え、そして、少しでも環境を改善していく営みがなければ、さまざまな事態はさらに悪化していくでしょう。

 時折、「10年後、20年後の視点」を思い浮かべます。こんな言葉が浮かんできます。

 「あの後、あんな大変なことになっちゃったのに、なぜ、みんな、手をこまねいていたのだろう、こんなに無責任で呑気な議論をしていたのだろう?」

 −そう言われないように、常に「最善」を考え続けたいと思います。

(MOT)

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2012年12月06日

ひろいよみ(11月15日〜30日)

▼有力地方紙 12月の休刊日返上へ(ジャーナリスト新聞 11月26日付)
 衆院総選挙の日程決定を受け、有力地方紙(東奥日報、デーリー東北、秋田魁、山形、信濃毎日、新潟日報など)では12月10日の休刊日を返上し、朝刊を発行する。

▼凸版印刷など4社 新たな広告手法開発(文化通信 11月26日付)
 凸版印刷、サイバーエージェントなど4社は、OOH(屋外広告メディア)とスマホを組み合わせた広告手法を開発。凸版印刷のNFC(近距離無線通信技術)を車内広告などに配置し、スマホからのワンタッチでクーポンなどのサービスを提供できる。今後、特定のタグ経由で商業施設や観光地に誘導する仕掛けなどにも対応する予定。

▼大日本印刷など スマホ向けの新たな販促支援サービス(新聞通信 11月29日付)
 大日本印刷は11月19日、ネットチラシの特売情報と自宅にある食材から最適な献立を提案するスマホ向けサービス(献立提案サービス「チラシdeレシピ」と電子チラシービス「オリコミーオ」を連携)を開始。スーパーマーケットなどは、紙のチラシを活用してPC、スマホ電子チラシサービスを容易に開始できる。
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