2012年12月24日

新聞を生かす「声」

今年もクリスマスに寒波がやってきた。
寒波のニュースを聞くと、新聞の到着時間のことや、配達終了の時間のことが気になる。
配達が遅れると、読者にも迷惑がかかるし、交通状況も変わり、事故の確率も高くなる。

販売店のスタッフは雨が降ろうと、雪が降ろうと、身内の方が亡くなった日でさえ、新聞を配る。そこには、「現場」として報道の使命を果たすという高い意識がある。
ある販売店では、家族全員で配達をしていたが、家族の一人が亡くなった。
葬儀等の準備をした後、家族で折り込みの作業をし、亡くなった方の分の新聞を手分けして配り終えたという話を聞いた。「そんな日ぐらい休ませて欲しい」という気持ちだったと思う。しかし、そのような中でも、配達をするということが、販売店の宿命だ。

販売店のスタッフにとって、一番うれしいことは読者から声をかけられることだと聞いた。
配達スタッフは「いつも配達ありがとう」、この言葉で、すべての疲れがなくなるそうだ。
集金スタッフは「あんたと話がしたいから、集金にきてもらうねん」、これで、30分でも1時間でも立ち話ができる。
営業スタッフは「あんたからしかとらへんからな。ずっととったる」、これで、次の営業に取り掛かれる。
読者からの声は力になる、これは記者だけでなく、販売店のスタッフを含めて、新聞に関わるすべての人に共通していると思う。

大きな変化を迫られるとき、それは新聞社だけなく、販売店も変化する必要がある。その中で本質的なことを見失ってはいけない。新聞社も一企業である以上、利益を求めることは間違いではない。しかし、消費者から信頼を失った企業の業績が悪くなるように、読者からの信頼を失った新聞社は生き残れない。
読者からの信頼を図る指標は「声」だと思う。それは、感謝かもしれないし、批判かもしれない。しかし、それに対して真摯に対応することが、今後の新聞社・販売店の発展につながる。

常に読者から声を掛けられる新聞社・販売店を目指して、これから起こる業界の変化を乗り越えていきたいと考えています。
(上野)

posted by MOT at 19:22| Comment(0) | TrackBack(0) | メンバー日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする