2008年08月11日

トピックスエディターって

 「新聞社に勤めています」というと、ほとんどの方が取材記者を連想するものです。
 しかし、地方紙の場合は実際に取材してニュースコンテンツ(原稿を書く)をつくる方より、そのコンテンツの重要度を判断(取捨選択)したり、決められた文字数に文章をまとめる整理記者が多いものです。
 通信社から大量に送られてくる日々のコンテンツの整理には、大変な労力がかかると同時に価値判断が求められるわけです。その価値判断というのが新聞社の「砦」だと一般的に言われていますが、ネットの世界ではメディア(新聞)が編集した様々なコンテンツをさらに並べて自分の見解を述べるブロガーがほとんど。最近では「まとめWiki」が大流行ですね。

 今月5日、ヤフー株式会社が「Yahoo!ニュース」内に、自社基準の試験に合格した利用者を「トピックスエディター」として登録し、コンテンツ編集に参加できる仕組みを導入したと発表しました。
 「Yahoo!ニュース」(ヤフーと記事配信の契約をしている新聞社の記事)のコンテンツに関連リンクなどの情報を書き込む「関連情報エリア」がつくられ、ヤフーの基準で選ばれたトピックスエディターが個人ブログも含めてコンテンツの系列化を図ろうという取り組みです。このトピックスエディターって新聞社でいう整理記者のことですよね。個人的には、マスメディアからの一方的な情報を受けるだけでなく、利用者にモノを考えさせる「素材」(個人ブログなど)をソーシャルメディア的に提供する画期的な取り組みだと思います。
 トピックスエディターの経歴や編集履歴が公開されるので、“にぎやかし”目的の利用者への規制も考えているとはヤフー側の弁。新聞社の「砦」も毎月2200万人が利用するヤフーが認めるトピックスエディターに価値判断をされるようになるのかもしれません。

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posted by こせき at 16:13| Comment(1) | TrackBack(0) | WEB/IT | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
情報ありがとうございます。
新聞社で言うとこの編集権を開放するという企画で、CGMとして非常に進んだ日本yahooならではの選択ですね。

さっそくトピックスエディターになりましたので、「何ができるの?」という点については後日ご報告。
Posted by なべ at 2008年08月13日 14:14
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