2008年10月19日

新聞と広告・3

さて、第三回。

なお、今回のテーマは先日読ませていただいた
「次世代マーケティングプラットフォーム」
をベースに書いているので、そちらも一読いただけると幸い。

今回は
・新聞広告
・WEB/mobile
・デジタルサイネージ
・折り込み広告
を考えてみる。まず、新聞紙面の広告。
以前の報告会では話す時間が無かったけど、
やはり「タテかヨコの連携」が必要だと思う。

タテというのは各社社長の挨拶でも良く出る「クロスメディア」。
理想は聞き飽きているだろうが、実際に「クロスメディア」な広告を見る機会はほとんど無い。
昨年の流行で言えば
・単語名+検索窓、というタイプか、
・「続きはWEBで」というタイプ。
http://q.hatena.ne.jp/1180294336に詳しい。

スペース対効果は抜群だろうが、正直メディアが頼りすぎだ。
最後はWEBに行き着くタイプもいいのだが、
終着点がテレビや新聞という形の企画を考えないと、マスメディアがポータル化してしまい、いよいよ単価下落が止まらなくなる。
企画段階から4マスとWEBを連動させ、トータルとしての広告を企画・製作できる力が急務だろう。

記事としては「WEB first」が当たり前の米国メディアすら、
「A version of this article appeared in print on October 19, 2008, on page WK3 of the New York edition.」
など、紙メディアに行き着く導線を持っているのだから。


それでは「ヨコ」は?
というと、以前の「スラムダンク企画」が思いつく。
複数の社に渡る企画が一つの解ではないかと思う。
その広告のせいで、定期購読しているA紙だけでなく、B紙も駅やコンビニで買ってしまう。
こういった企画は、以前なら大手広告会社からの提案が無ければ実現できなかっただろうが、「あらたにす」など業界全体での生き残りを目指している現在なら、社どうしの企画として製作が可能になっていると思うのだが。

ちなみに「プレミアムのつく」媒体は生き残る価値がある、と思ってますが、それについてはまた今度。


次に、WEBとモバイル。
残念ながら、世界的に見ても、新聞社のWEBは、まだ答えを見つけられていない。

現在の新聞の「本業」は報道とジャーナリズムである以上、WEBの売りである履歴解析によるレコメンド広告と相反する、というのが本質的に乗り越えられない壁。
新聞各社のWEBはそれなりにPVもあるだけに、これは辛い。
具体的には、今のasahi.comのアクセストップ5。

1位タイタニック最後の生存者、思い出の品競売へ 96歳
2位ウィキのマルチ関連記述、消される 衆院のパソコンから
3位片山V、永久シード権獲得 石川遼2位 日本オープン
4位「海猿」人気にかげり、海保希望者激減 4管も危機感
5位容疑者、女子高生に「下校後、家に寄って」 三重・監禁

広告出すと一発なので、アフィリエイトをonにしてみる。
レコメンド広告の基本は形態素解析(単語ごとに分解)かけて、重み付けによる広告表示なので、単語に紐づく広告と、結果は基本同じになる。

「本業」で稼げないということは「副業」に手を出すしかないわけで、たとえば甲子園など、各社主催モノ、イベントと包括的に企画していくのが基本か。

もしくは、iza大手小町を初めとして、専用コンテンツを作っていくか。

ADネットワーク組んで労力を別に使えば・・・という本音もある。


そして、デジタルサイネージ。
要するに、街角の看板をTFT化して、現在の静的な看板から、動的な情報看板へと変化させましょう、という話。

「次世代マーケティングプラットフォーム」にも記載されているが、結局「デジタル看板」か、「CRMが容易な情報板」か。
その辺を企画できるか否かが鍵だと思う。

現場にあるぶん、個人的には、非常にリーチしやすいと思うが、
家電ディスカウントストアでは延々とテレビCMを流しているだけとか、まだディスプレイとしか認識していないあたりが残念。

新聞社として広告を出稿する場所とはなりえないが、先月、学会には日本経済新聞社が参加した。
コンテンツホルダーとして、そのコンテンツを流通させる「場」に対しては貪欲に関わっていくべきだろう。


そして、折り込み広告。
主に販売店側の話になるのかもしれないが、
ポスティングに手を広げるしかないと思ってる。
・毎朝夕の二回、同じルートを通る。
というインフラは、必ず活用の余地が残っている。
「どの家庭にどの新聞を入れるか」まで判断している配達員さんたちの能力を考えれば、まとめて「一つのマンション全体」に広告を配布することなど楽勝のはず。
ラベル:新聞 広告
posted by なべ at 18:37| Comment(0) | TrackBack(0) | メンバー日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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