2008年10月19日

新聞と広告・4

最後に、新聞のインフラ面から思ってることを。

この連載の最初でも書いたけど、新聞で夕刊やめたり、ページ数減らしたりしている。
これって、失敗しているのではと。

たとえば、テレビを例にとると、電波という限られたインフラを有効利用する必要があって、携帯業者、TV局はがんばってその電波利用権を獲得しようとしている。

我々新聞は、必ず「配る」というインフラを保有しているのに、ページ数を減らすことは、その分だけ
「情報を伝える」インフラを手放しているのではないかと思う。

たとえば必ず印刷機能の限界(大手紙なら40P)まで、を配布する前提で、ページを「企画として」売ってしまう。
CGMでもいいし、出版社に一ヶ月2ページをまるまる渡してしまう。
と、文庫本一冊くらいの連載はできる。
新聞社の収益は販売+広告なので、紙代や輸送費といった諸費用は、部数増で賄い、ひいては広告収入も増加するのではないかと。
そういう意味では、逆に新聞社がお金払ってもよい気がする。


そして、もう一つは「新聞」というメディアのメリット。
意外と活用できそうなのは以下の二点。
・心置きなく使える
 本って、意外と大事にしませんか?
 自分は書き込みも切り取りも平気なのですが、地図にしても、プリントアウトしたものなら切れても、本に載っていると本ごと持って行ってしまうとか。
 新聞って、「切りやすい」メディアなんですよ。どっちにしろ捨てるというためだと思うけど。
 たとえば資格の試験問題なんかでも、本は買うけど、答えを書いてしまったら次回は使えませんよね?新聞なら、(安いので)買っておいて使えるのでは。

・「情報」単位の大規模リサーチのしやすさ
 たとえば日本国民1000万人に「AとBどっちがいいですか?」というアンケート。
 個別にとっていたら、どれだけ労力がかかるかわからないこんな企画も、読売新聞500万部ずつに「A」と「B」それぞれの広告を掲載させて、結果をとればリサーチできる。
 刷り分けを使うことで、無作為抽出と大規模リサーチが出来ますよ、というのをもっとアピールしてみてはいかがか。


とまあ、どこにでもありそうな思い付きだけど。
経営体力あるうちに試しておかないと、後が無くなる・・・かもしれない。

ということで、「次世代マーケティングプラットフォーム」「進化するネット広告のすべて」を読んで、今週一週間は広告モデル再考でした。
併せて先日「googleに勝つ広告モデル」も読んでますが、こちらは「広告の話」というよりは「マスメディアのビジネスモデル」について語っている本だったので、別項にて。
タグ:新聞 広告
posted by なべ at 18:54| Comment(0) | TrackBack(0) | メンバー日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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