2009年06月16日

ひろいよみ(6月1日〜15日)

▽産経決算 大幅減益も黒字に(文化通信 6月1日付)
 産経新聞社が5月26日に2009年3月期決算を発表した。単体決算では前期に引き続き減収減益だったが、最終利益では黒字をキープした。広告収入の落ち込みに加え、夕刊フジやサンスポの即売部門の不振で販売収入が大きく減少した。希望退職募集関連費用で13億7900万円などの特別損失も計上したが、コスト削減効果で黒字を確保した。昨年5月にはサンケイリビング新聞社の株をフジテレビへ売却し、昨年末から部数調整を積極的に行っている同社。今後はフジ・メディア・ホールディングスへの参加も注目されている。

▽電子新聞の敷居低く 参入容易なシステム開発(新聞情報 6月6日付)
 元産経新聞のデジタルメディア部門を担当していた山口泰博氏がニュースペーパー・ナビを創業し、課金型の電子新聞ビジネスに参入する。9月からサービスを開始する予定。このシステムは各新聞社がPDFファイルで紙面データを同社のサーバーに送信するだけで、電子新聞として購読者へ提供するというもの。初期費用が一切必要ないというメリットがある。購読料も各新聞社が独自に設定できるというもので、クレジット決済の手数料などを差し引いた金額を同社と新聞社が折半され、新聞社には設定した購読料の48%程度が収入となる仕組み。山口氏は「データの二次利用で流通、制作コストが軽減される」と語っている。購読料については定価の7割程度が適当ではないかと見ているようだ。

▽最終損失は80億円 読売6法人本業は黒字を確保(ジャーナリスト新聞 6月8日付)
 読売新聞グループ本社と傘下の5法人(東京本社、大阪本社、西部本社、読売巨人軍、中央公論社)の2008年度連結決算が発表された。売上高は4553億円、経常利益は82億円。新聞発行などいわゆる本業は黒字だったが、大幅な有価証券評価損など特別損失を計上したため、80億の赤字となった。1993年以降15年ぶりの赤字だという。

▽新社屋・ホールを披露 政財界などから650人(新聞之新聞 6月10日付)
 東京・大手町に新本社ビルを建設した日本経済新聞社(喜多恒雄社長)で新社屋の披露パーティーが行われた。新社屋ビルの建設は45年ぶりだという。パーティーには、江田五月参院議長、細川博之自民幹事長、中曽根康弘元首相、森喜朗元首相、御手洗富士夫日本経団連会長、白川方明日銀総裁、奥正之三井住友銀行頭取、齋藤宏みずほコーポレート銀行会長、宮内義彦オリックス会長など政財界人が多数出席したと報じている。

▽滋賀で無料週刊情報紙 新手のチラシ宅配(新聞情報 6月10日付)
 リクルートが展開する「タウンマーケット」と同じチラシ宅配システムが滋賀県でも立ち上がった。滋賀クロスメディア株式会社(藤澤邦夫社長)は、1週間分のテレビ番組表を掲載した無料情報誌「アドめーる」(5月29日創刊)を発行し、独自のルートで確保したチラシを折り込んで宅配するサービスを始めた。同社は週刊新潮(6月11日号)の特集「新聞業界最大のタブー押し紙を斬る!」の中で、滋賀県内の各新聞社の押し紙調査の結果を紙面に提供したとされる。
* * * * *
WEB情報から
■朝日新聞社が「Twitter」開始、日本対カタール戦を中継 (インターネットウォッチ 6月10日付)
 朝日新聞社が「asahi」というアカウント名で「Twitter」への投稿を開始。Twitter(ツイッター)は、個々のユーザーが「つぶやき」を投稿し合うことでつながるコミュニケーション・サービスで、2006年7月に米Obvious社が始めたサービス。
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2009/06/10/23744.html
posted by こせき at 00:27| Comment(2) | TrackBack(0) | 新聞関連ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
雑誌「クーリエ・ジャポン」7月号の「サヨナラ、新聞(ジャーナリズム) 活字メディアの未来はどこにある?」は、アメリカの新聞事情がわかりやすく紹介されています。
新聞購読率と汚職の関係なども踏まえてあり、興味深いです。
Posted by 高橋英 at 2009年06月16日 18:01
高橋さん
情報ありがとうございます。こちらですね。
COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2009年 07月号 [雑誌](http://www.amazon.co.jp/gp/product/B002AO59UA?ie=UTF8&tag=sanseiken-22&linkCode=as2&camp=247&creative=7399&creativeASIN=B002AO59UA)
見出しを見ているだけで、危機感を煽られてしまいそうですが、非常に興味深いですね。私も是非読んでみたいと思います。
Posted by 猫手企画 at 2009年06月16日 18:42
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/121585826
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック