2012年05月05日

「IWATE」で考える「みんなのテ」「みんなのシアワセ」

先日、「耕す」をキーワードに小文をしたためました。

新聞と読者や広告主との関係を、文字通り耕してきたと言えるのが、岩手日報の企画「IWATTE」「いわてのテとテ」です。2011年の広告関連の各賞を総なめして、話題を呼びました。
http://iwatte.jp/iwatte/><http://iwatenote.iwatte.jp/>。

2月、真冬の寒さの福島市内で、岩手日報の担当の方にインタビューする機会がありました。詳しい内容は、夏に公表予定の産政研中間報告書でお伝えしますが、意外な事実と、「やはり」と思う事実を知りました。

意外だったのは、紙面とネットを連動させて、「両輪」に見えていた2つの企画が、当初からセットで構想されていた訳ではなかったことです。読者や広告主を祝福することで、新聞の作り手も、みんながシアワセになろうというのが「IWATTE」の基本的な発想。そして、東日本大震災の混乱を経て、被災地の内外、読者と読者を結ぼうと、いわば必然的に派生してきたのが「いわてのテとテ」企画だったという経緯を知りました。

「やはり」と思ったのは、「とにかく収益を前年比プラスにしよう」という視点から出てきた企画ではなく、「地方紙はなぜ、ここにあるのか」「地方紙が存在する意味を、いかにして読者に伝えるか」という問題意識から立ち上がった企画だったことです。

担当の方はおっしゃいました。

「あなたたちのそばに常にいて、あなたたちの幸せを常に祈っている−という立場から、1人1人の新聞を作れないか、ということになった。1人1人の、お祝いの新聞を作れないか、と」

この企画が、震災の直撃を受けた地域で羽ばたいたことに、ある種の運命的なものすら感じました。同時に、私たちの「新聞づくりの原点」について、深く深く考えさせられました。

(MOT)

posted by MOT at 09:14| Comment(0) | TrackBack(0) | メンバー日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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